子宮内膜症の症状を軽減する薬物療法とは

子宮内膜症とは、女性の病気のひとつで、本来は子宮内にしかない子宮内膜組織が、それ以外のところに発生して増えてしまうという病気です。普通、子宮内膜は妊娠が起こらない場合、はがれて月経となって外へと排出されます。しかしながら、子宮内にない子宮内膜組織は外へ排出ことがありません。月経の際に、子宮内膜組織の中で出血した血液が溜まってしまうため、月経痛が強くなります。また性交痛を感じる人もいます。子宮内膜症は、卵巣機能が発達する20代後半から40代前半の女性に多く発生しています。また、最近は体の成長が早く、初潮も早い女性が多いことと、出産回数少なくなっていることから、月経回数が多くなります。そのことで子宮内膜症を発生する率も高くなってきています。

症状を軽減するためには、手術、または薬物療法があります。手術方法には、温存方法や摘出方法があります。病状や今後妊娠を希望しているかなどで選択することができます。
薬物療法にもいくつか方法があります。基本的に卵巣から分泌されるエストロゲンという卵胞ホルモンが影響して病状が進行していくため、この卵胞ホルモンの分泌を抑える薬を使用することで、症状を軽減することができます。月経を一時的に停止して病床を小さくするのです。妊娠したかのようにみせかける、偽妊娠療法はピルの服用です。1日1錠が基本で、飲む期間は病状によります。閉経したかのようにみせかける、偽閉経療法は、点鼻薬であるGn-RHアゴニストを1日2~3回、注射を4週間に1回、6か月ほどの期間行うのが目安です。ダナゾールは内服薬で、1日1~2錠、内服期間は4~6か月程度です。

子宮内膜症の症状を軽減する方法はいくつかあるので、病状や今後の妊活などを含めて信頼できる医師に相談し選択することがおすすめです。